記事のネタが見つかる! 人生も豊かにする選択的注意の使い方

テーマ

「ブログのネタが見つからない」

「記事のネタが尽きてしまった」

とあなたは悩んでいませんか?

今回は、自然に欲しい情報が集まる
脳の働き「選択的注意」について
お伝えします。

これを知れば、記事のネタが見つかり
アンチエイジングも期待できますよ。

 

選択的注意とは

あなたはこんな経験ありませんか?

運動会でみんな同じ体操服をきていても
我が子はすぐ見つかった。
がやがやしている人ごみの中でも
自分を呼ぶ声が聞こえた。

これは「選択的注意」と呼ばれる現象です。

人の脳には目(視覚)や耳(聴覚)、
鼻(嗅覚)、口(味覚)、手(触覚)などから
膨大な量の感覚情報が届きます。

しかし、脳の処理能力には限界があるので
全部情報処理をすると脳はパンクして
しまいます。

そこで、脳には自分に必要な情報だけ選択し、
特定の対象に注意を向ける働き、
「選択的注意」があるのです。

選択的注意には、

  • カクテルパーティ効果(聴覚情報の選択)
  • カラーバス効果(視覚情報の選択)

があります。

それぞれについて見ていきましょう。

カクテルパーティー効果

人が大勢集まるにぎやかな場所でも
会話をしている相手の声が聞こえます。

この現象がカクテルパーティ効果です。

人の脳には、たくさんの音や声の中から
自分が興味ある話や聞き覚えのある声などを
選んで注意を向ける働きがあります。

あることに没頭すると他の音が
気にならなくなり、集中できるのも
カクテルパーティ効果です。

他の音が聞こえなくなるのではなく、
それを意識しない状態になるのです。

カクテルパーティ効果は聴覚だけではなく
視覚にも影響があります。

雑踏の中で、パッと知り合いに気づいた。
欲しかった限定バッグを持つ人を
何人も見かけた。

これも選択的注意の働きです。

この視覚情報の選択は「カラーバス効果」とも
呼ばれています。

次はこのカラーバス効果を見ていきましょう。

カラーバス効果

「あの人、全身真っ黄色だ!」

通りの向こう側を歩く人を見て
ギョッとしました。

黄色い上下の服を着た男性。

目をそらし、別の人を見ると

「えっ?」

斜め前の人は黄色いジャケット。

さらに別の女性のバッグも黄色。

看板の黄色い文字も気になりだして
もう街中、黄色祭り状態。

でも、これは、私の意識の問題で、
まさに「カラーバス効果」の作用でした。

カラーバス効果(collar bath effect)とは
名前の通り「色を浴びる」という意味です。

特定の色を気にするとその色ばかり
目に入ってくる現象です。

色ばかりではなく、視覚情報の選択のことを
「カラーバス効果」と言います。

特定のことを意識し始めると、日常の中で
それに関する情報が自然と目にとまるように
なる脳の働きです。

このように私たちの脳は、聴覚や視覚から
入ってくる膨大な量の情報を
無意識のうちに選択して、必要な情報だけ
処理しています。

つまり、選択的注意をうまく利用すれば
欲しい情報を自然に集めることが
できるようになるのです。

選択的注意を意識する

昔々、木からリンゴが落ちるのを見て
ニュートンが万有引力を発見したのは
とても有名な話。

実はこれもカラーバス効果なのです。

四六時中、ニュートンは引力について考え、
必要な情報を集めていたから
落ちるリンゴを見てひらめいたのです。

あることを意識して、情報を得ようと
するとモノや人の見え方が変わります。

そして、グッと情報が入手できるようになり
アイデアも浮かびやすくなるのです。

アイデアとは既存の要素の新しい
組み合わせ以外の何物でもない

引用元:ジェームス・W.ヤング
『アイデアのつくり方』

『アイデアのつくり方』の著者
ジェームス・W.ヤングが述べているように
アイデアは、すでにある情報を組み合わせて
生まれるのです。

多くの情報を入手することは、
アイデアを生み出す第1歩。

意識して情報を集めましょう。

「書くことがない」

と嘆いているあなた。

意識して情報を集めていますか?

好奇心をもって世の中を見ていると次々と
新しい情報が飛び込んできますよ。

選択的注意で気をつけたいこと

無意識で働く選択的注意ですが
気をつけたいことがあります。

ネガティブな感情になる

驚く男性

「あのヒソヒソ話は私の話だ」

他の人が自分の方を見てヒソヒソ話を
しているのが気になることがあります。

脳がヒソヒソ話を自分に必要な情報と
認識して意識を向けてしまうからです。

気になれば気になるほど、
その声に注意が向き、悪循環。

このような時は、別のことに
意識を向けることが大切です。

自分の都合が良いように捉える

自分が興味関心があることに注意が向くと
いうことは、逆にとらえると

「興味関心がないことは、見えない、聞こえない」

という現象が起こります。

例えば、

ブログを書いて何度も見直したのに
アップしたあとに誤字脱字に気がついた。

という経験はありませんか?

「なぜ、気がつかなかったのだろう」

私は、いつもがっかりしてしまいます。

これは、自分の都合で情報を
取捨選択する作用が起こり、
偏った見方をしてしまうからです。

それを防ぐには、別の視点を
意識して持つことが大切です。

文章を書いたあとならば、
読者目線になって
読み返すと良いでしょう。

文章のおかしなところに気がつきます。

読者目線になって文章を書く方法について
こちらの記事を参考になさってください。

 

 

別の視点を持つことは
ある意味「脳トレ」です。

普段使わない意識を働かせることで
さらに選択的注意が活発に働くように
なることでしょう。

アンチエイジング対策にもバッチリです!

まとめ

今回は、人の脳の働きの「選択的注意」を
お伝えしてきました。

脳は自分が興味関心を持っているものに対し
非常に集中する働きをします。

なんとなく毎日を過ごしていると、
好奇心がなくなり、入ってくる情報も
少なくなってしまうでしょう。

意識的にいろいろなことに
アンテナを
立てるのです。

自然に入ってくる情報が増えて、
記事のネタが見つかるように
なります。

選択的注意を意識して、これからも
好奇心旺盛に日々の生活を豊かに
していきたいものですね。

選択的注意について
わかりにくかったことは
ありませんか?

「こんなカクテルパーティ効果を
知っています」

「カラーバス効果、見つけました」

というあなたの体験談でも
大歓迎です。

ぜひメッセージを送ってくださいね。

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