特注で作った60人分の巨大ケーキが
無断キャンセルで売れ残る。ケーキ店店主がTwitterで助けを
求めると1時間後に見事完売!!
つい、先日こんなニュースがありました。
店主が書いたツイートが、
読者のこころをゆさぶったのは
そこに「ストーリー」があったから。
今回は、そんな読者のこころをゆさぶる
ストーリーの書き方についてお伝えします。
ストーリーの効果
「まさか、ハローワークのセミナーで
こころをゆさぶられるとは…」
5年前、仕事を辞めた私は、月2回
失業認定のためにハローワークに行き
再就職支援セミナーに参加していました。
失業保険受給期間中は、求職活動を
月2回以上する必要があるからです。
セミナーでは、職務経歴書の書き方や
面接の受け方、職業訓練学校の紹介などの
ビデオを25分程度視聴します。
内容はドラマ仕立て。
「演じている人は俳優?それとも素人?」
という微妙な再現ドラマ風。
それなのに、そのドラマに私のこころは
ゆさぶられたのです。
仕事を辞めて先の不安や悩みを抱える
主人公と自分の境遇が似過ぎていたから。
25分間、私はどっぷりドラマの世界に
はまってしまいました。
まさかそんなに入り込むとは…。
たぶん、このセミナーが、講義形式だったら
認定をもらうための回数稼ぎとして、
話半分で聞いていたことでしょう。
その後、ドラマのおかげか、
私は前向きな気持ちで再就職活動を行い、
新しい仕事を始めることができました。
ハローワーク様様です。
カタイ話でも、そこにストーリーがあると
人は注目し、「じぶんごと」として共感し
耳を傾けます。
文章も同じです。
冒頭のケーキ屋さんの話。
おそらく、売れ残りのケーキを抱えたお店は
他にも多くあったはずです。
でも、無断キャンセルされたケーキ屋さんの
話だけが美談としてニュースになったのは、
そこに「ストーリー」があったから。
ストーリーは、人のこころをゆさぶり、
共感を与え、行動に導くのです。
あなたもストーリーを書いて
読者のこころをゆさぶりましょう。
ストーリーの書き方
「ストーリーはどう書けばいいのですか?」
文章術を学び始めたばかりのころ
私は先生にストーリーを書くように
言われましたが、ピンときませんでした。
「あなたの体験談を書くのです」
「えっ?私の体験談?作文を書くの?」
私の頭の中に浮かんだのは、
遠足のあとに書いた作文。
でも、作文とここでいう体験談の書き方は
違います。
それでは、体験談の書き方を
見ていきましょう。
自分の体験談を書く
「私が「○○をしました」という体験談を
書いても誰も読まないだろうな」
そう、その通り。
私が何をしてどうなっただけを書いても
誰も読みません。
体験談を書くために大切なことがあります。
自分の体験談を通してテーマを伝える、
そこを忘れてはいけません。
「なんだかやっぱり難しそう」
いえいえ、そんなに難しく考えなくて
大丈夫です。
例えばオススメランチ情報。
雰囲気も最高でした。
というレビューではなく
○○駅近くにできたお店□□。
ボサノバが流れゆったりと落ち着く
店内。
3種類あるランチメニューはどれも
目にも鮮やかで、味もお腹もお値段も
大満足。
と書いてある方が、好印象ですよね。
2番目のレビューを書くとき、
私が意識したのは5つ。
- 場所
- 雰囲気
- メニュー
- 味
- 値段
読む人が知りたいだろうなと
思う情報を書きました。
あなたも読む人を想像して
書いてみてください。
「オススメランチ情報を知りたい人は
どんな人だろう」
「何を知りたいのだろう」
読者の気持ちになって書いてみましょう。
きっとあなたの体験談は読者のこころを
ゆさぶり、共感を得るはずです。
体験談の詳しい書き方については
こちらの記事を参考になさってください。
自慢話に要注意
体験談を書くときにくれぐれも
気をつけたいのは自慢話です。
オススメランチ情報でも、
「その値段、ディナーじゃないの?!」
と驚くようなお店の紹介を自慢気にすると
読者はあっという間に文章を読むことを
やめてしまいます。
共感できないからです。
でも、裏技を使えば行けるとか、
無理していったら失敗してしまったとか
そんなお得情報や失敗談なら大丈夫。
お得情報や失敗談は、みんな大好物だから。
どんなネタをどういう切り口で伝えるのか
あなたの体験談もうまく「調理」して
みましょう。
まとめ
今回は、読者のこころをゆさぶり、共感される
ストーリーの書き方をお伝えしました。
あなたの思いを読者に伝えるためには、
体験談をストーリーとして書きましょう。
体験談を書くときに気をつけるのは
読んだ人に
- 何を伝えたいのか
- 何を感じてもらいたいのか
- どんな行動をしてもらいたいのか
というテーマを決めたうえで
書くことです。
文章は読む相手のことを考えて書くことが
大切です。
読者に対する思いやりの気持ちをもって
ストーリーを書けば、読者は
あなたの文章におおいに共感すること
でしょう。
自分の体験談を書くことは、
少し勇気が必要ですが、
その経験が誰かの役にたつのです。
失敗談も他の人への有益な情報。
おおいに語っちゃいましょう!
この記事でわからなかったことなど
ありませんか?
「こんなことを思いました」
という感想もうれしいです。
ささいなことでかまいませんので
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48時間以内にお返事いたします。
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