「どうして私のブログは
誰も読んでくれないのだろう」
「SNSにも全くコメントがつかない」
そんな悩みを抱えているあなたに
簡単にできるライティングスキルを
上げるコツをお伝えします。
「人は見た目が9割」と言いますが
WEB上の文章も見た目が重要です。
あなたも記事を検索しているときに
パッと見てその記事を読むか読まないか
決めていませんか?
文章を読んでもらうためには、
まず見た目を整えることが大切です。
それでは、ライティングスキルを
上げるための簡単にできる7つのコツを
見ていきましょう。
文章の長さを短くする
一文が長いと読者は読む気をなくします。
長くても一文60字にしましょう。
(例)一文が長い文章
私は文章をうまく書けるようになりたいと思って、
初めてライティングコンサルを受けましたが、
何日もかけてがんばって書いた記事を
先生から基本ができていないと言われて
返されてしまいました。
ダラダラと続く長い文章で、途中で
読むのをやめませんでしたか?
上の文章を短く区切ってみましょう。
文章をうまく書けるようになりたいと思って
受けた初めてライティングコンサル。
何日もかけて書いた記事なのに、
先生から
「基本ができていない」
と、返却されてしまいました。
同じ内容でも、文章を区切ることで
読みやすくなります。
書いた文章を音読してみると違和感などに
気がつきやすいのでオススメです。
接続語に気をつける
「文法がおかしいです」
ライティングコンサルの先生から
こんなことも言われました。
「文法?!」
国語の授業で習った記憶はあるけれど
実生活で必要だとは一度も思わなかった単語に
数十年ぶりに再会しました。
文法とは、文章を作るうえでのきまりです。
そのきまりを守ってこそ、読みやすい文章に
なることをすっかり忘れていました。
ここで少し復習です。
【接続語とは】
文や文節をつなぐ働きをする言葉です。
接続詞や接続助詞があります。
接続詞は文と文をつなぐ役割をする単語で
だから、しかし、それで、そして、また
などです。
接続助詞は、他の単語について前後の文節を
つなぐ役割をします。
~ので、~ば、~ても、~が、~し など。
接続助詞は、前後の文をいろいろな関係で
つなぐので、便利ですが、多く使うと
どんどん文が長くなってしまいます。
(接続助詞を使って長くなった例)
パソコンが古くなったので、買い替えようと
家電量販店に行きましたが、種類があり過ぎて
迷ってしまったし、値段がちょうど良いものが
なかったので、残念でしたが、買いませんでした。
接続助詞を多く使わないことを心がけると
文章のムダをそぎ落とすことができます。
文頭に使う接続詞も必要ないときも
あります。
「なので」一度書いたあとで、省略しても
意味が通じるか確かめてみるとよいでしょう。
上の文章の「なので」は省略できます。
できるだけ無駄な文字を減らす。
これは読者の時間を大切にする
思いやりです。
段落に分ける
次のライティングスキルを上げるコツは
長い文章を続けずに段落に分けて見た目を
スッキリさせることです。
(段落がない例)
60歳までにやってみたいことというアンケート
結果の1位は「仕事以外の特技をもつ」です。
あなたに特技がないのならこれからの人生の
後悔を少なくするためにもやることを
整理して、自分がやりたいことを
する時間を作ってみましょう。
段落が全くなく、見た目が窮屈で、
読みづらい印象です。
1つの段落は4行までにすると
ぐっと読みやすくなります。
(段落に分けた例)
60歳までにやってみたいことというアンケート
結果の1位は「仕事以外の特技をもつ」です。
あなたは何か特技はありますか?
これからの人生の後悔を少なくするためにも
やることを整理して、自分がやりたいことを
する時間を作ってみましょう。
段落にわけると、スッキリとした見た目で
読者の負担が軽くなって読みやすくなります。
これも読者への思いやりです。
同じ文末を繰り返すのは2回まで
「読まれる文章には体験談が必要です」
ライティングコンサルの先生に言われた私は、
過去の体験を入れて文章を書いてみました。
(最初に書いた文章)
私は50歳を過ぎて、
もやもやした気持ちを抱えていました。
そんな時にやりたいことを100個書くと
夢が叶う、わくわくできる、という
「やりたいことリスト100」作りを知りました。
これはぜひと思い、挑戦してみましたが
10個書き出して、手が止まりました。
結局、そのまま書けずに
もやもやしたまま終わりました。
体験談は過去の話なので、気がつくと
文末がすべて「ました」「ました」「ました」。
小学生の作文のようです。
読みやすい文章にするためには
「同じ文末は2回までにする」
これを意識してみましょう。
文末が変わると、文章にリズムができて
読みやすくなるからです。
(書き直した文章)
50歳を過ぎてから私はいつも
モヤモヤした気持ちを抱えていました。
そんな時に知ったのが、
やりたいことを100個書き出すと
夢が叶うという
「やりたいことリスト100」作り。
わくわくしながら書き出してみたものの
10個書き出して、手が止まり、終了。
モヤモヤが増えただけでした。
「です・ます調」で書くと文末の種類は
- です
- ます
- ました
- でしょう
- ください
- ません
と限られていて、同じ文末が続きがちです。
名詞、代名詞で終わる「体言止め」などを
使って文章にリズムをつけましょう。
会話文を入れる
おもしろい記事には会話が多いです。
会話文は読者の興味をひき、共感を得られ
やすくなります。
(会話のない例)
魚屋の前を通りかかると店員さんに威勢よく
声をかけられ、サンマを勧められました。
でも1尾300円だったのであきらめて
帰宅しました。
という文章に会話を入れてみます。
(会話を入れた文章)
「奥さん、安いよ。安いよ。
初物のサンマが1尾300円。どう?」
「1尾300円じゃ高いな。また今度ね」
初物のサンマ。残念ながらお預けです。
会話を入れるとイメージしやすくなり
文章がイキイキしてきて
読者の共感を引き出します。
ちょっとしたことですが、
効果が高くオススメです。
漢字を多く使い過ぎない
文章を書くとき、ちょっと見栄をはって
難しい言葉や漢字を使いたくなりませんか?
パソコンやスマホだと簡単に漢字に変換できて
なおさら使いがちです。
でも漢字を多く使うと堅苦しくなり
読みにくくなります。
次の文章を読んでください。
魑魅魍魎が跳梁跋扈する
ちみもうりょうがちょうりょうばっこする
と読みます。
人に害を与える化け物が勝手気ままに
のさばったり、はびこったりする
という意味です。
極端な例ですが、パソコンで入力していると
ふだんは使わない漢字を使うことがあり
要注意。
WEBライティングは読みやすさが大切。
読者にストレスを感じさせない文章を書くことが
ライティングスキルを上げるコツなのです。
一文には1つの内容
ライティングスキルを上げるコツの7つ目。
「一文には1つの内容だけにする」です。
一文一義とも言われるライティングスキルです。
接続詞のところでもありましたが、一文に
あれもこれも話が入ってくると、何が言いたいのか
わからなくなります。
次の文章を読んでみてください。
出かけようとすると、真っ黒な雲が
近づいてきていたので、あわてて洗濯物を
取りこもうとしたら、足の小指を
タンスの角にぶつけてしまい痛かった。
お店に行けたのか、小指はケガをしたのか
何を言いたいのかわかりません。
読者は一瞬で去っていきます。
読まれる文章はわかりやすい文章です。
今まで紹介したライティングスキルを上げる
6つのコツをきちんと使えば、一文には
1つの内容だけになるはずです。
見た目にスッキリした文章を意識して
書いてみましょう。
まとめ
ライティングスキルを上げる7つのコツ。
いかがでしたでしょうか。
この7つはライティングスキルの基本部分で
まだまだ必要なスキルは多くあります。
でも、まずは、はじめの一歩。
見た目を整えること。
- 文章の長さを短くする
- 接続語に気をつける
- 段落に分ける
- 同じ文末を繰り返すのは2回まで
- 漢字を多く使い過ぎない
- 会話文を入れる
- 一文には1つの内容
この7つのコツを意識して文章を
書いてみましょう。
文章は書けば書くほど、上達します。
「何を書いていいかわからない」
というあなたにおススメするのは
以前書いた自分の文章の添削です。
7つのコツに当てはめてみると
自分の文章の弱点がよくわかります。
弱点を知ることは成長の近道。
読者への思いやりの気持ちをもって
ライティングスキルをあげていきましょう。
今日の記事でわからなかったことなど
ありませんか?
どんなにささいなことでもいいので
メッセージをくださいね。
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